骨腫瘍カラーシリーズ—Tumors Conditions of Bone
63.Gaucher's disease/64.Hand-Schüller-Christian Disease
骨腫瘍委員会
pp.327-330
発行日 1972年5月25日
Published Date 1972/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908474
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症例71:25歳.男子.昭和46年3月椅子から落ち,以後,右下肢痛を訴え,同年4月当科外来を受診した.右股関節部レントゲン写真にて,右大腿骨頸部骨折を発見した.以前ネフローゼにより,ステロイドを長期間用いていた事から,骨粗鬆症を考えた.しだいに内反股となり,同年8月観血的固定術と転子下外反骨切り術を行ない,同部の骨を病理に提出したところlipidosisとの回答を得たので,全身骨レ線検査を行ない,両側上腕骨,両側大腿骨に大小不同の骨透亮像を認めた.同年11月左上腕骨試験切除,昭和47年1月胸骨骨髄穿刺を行ない,Gaucher細胞を検出し,診断を確定した.
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