Japanese
English
臨床経験
ソフトボール選手にみられた上腕骨疲労骨折の1例
Stress Fracture of the Humerus in a Softball Player: A Case Report
山本 和司
1
,
村上 敬明
1
,
高橋 洋
1
,
三木 仁
1
Kazushi Yamamoto
1
1三木整形外科病院
1Miki Orthopedic Hospital
キーワード:
疲労骨折
,
stress fracture
,
上腕骨
,
humerus
,
ソフトボール選手
,
softball player
Keyword:
疲労骨折
,
stress fracture
,
上腕骨
,
humerus
,
ソフトボール選手
,
softball player
pp.1099-1101
発行日 1989年9月25日
Published Date 1989/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908192
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:上腕骨疲労骨折は,little league shoulderである上腕骨近位骨端線離開や少年野球肘における上腕骨内上顆剥離骨折を除くと,その報告は極めてまれである.今回われわれはソフトボール選手に発生した上腕骨骨幹部疲労骨折の1例を経験したので報告する.
症例は13歳の男子で右利き,守備位置は外野.昭和62年4月より1日約3時間の練習をほぼ毎日行っていたところ,5月末頃より投球時に右上腕部痛が出現した.6月23日の初診時,右上腕外側中央部に圧痛があり,X線上右上腕骨骨幹部外側に均一な骨膜反応像を認めたので上腕骨疲労骨折と診断.右上肢の安静を指示し,5週間で症状消失した.初診後10週で投球再開したが,4カ月後の現在症状の再燃はない.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.