Japanese
English
整形外科基礎
変形性膝関節症における膝関節側方動揺性の加速度解析
Accelerometry of the Lateral Thrust in the Osteoarthritic Knee
安永 雅克
1
,
緒方 公介
1
,
野見山 宏
1
Masakatsu Yasunaga
1
1福岡大学医学部整形外科教室
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine
キーワード:
変形性膝関節症
,
osteoarthritis
,
膝関節
,
knee joints
,
加速度解析
,
accelerometry
,
歩行条件
,
gait conditions
Keyword:
変形性膝関節症
,
osteoarthritis
,
膝関節
,
knee joints
,
加速度解析
,
accelerometry
,
歩行条件
,
gait conditions
pp.841-846
発行日 1994年7月25日
Published Date 1994/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908271
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抄録:変形性膝関節症に特有な膝関節側方動揺性を検討するため加速度計を用い各歩行条件下で,①正常膝60膝,②内側型関節症60膝,外側型関節症膝11膝,について動的評価を行った.歩行条件を①2km/h,4km/h,6km/h②平地歩行③30°上り坂歩行④30°下り坂歩行⑤20kgの荷重負荷歩行とし立脚期初期のピーク加速度値を比較した.結果は,平地歩行に比し降坂,降階,荷重負荷歩行でピーク加速度値は有意な増加を示した.また,歩行速度の増加に伴い正常群,内側型OA膝群ともにピーク加速度値は増加傾向を認めたが,各歩行速度間での両群間に有意差は認められなかった.しかし,膝関節から足関節のピーク加速度変位量を差し引いた真の膝関節ピーク加速度変位量を両群で比較すると,速度の増加に伴いOA膝群では正常群に比し大きな増加傾向を示していた.
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