Japanese
English
整形外科基礎
腰椎椎間板変性の体幹筋力に及ぼす影響
The Effect of the Lumbar Intervertebral Disc Degeneration on the Trunk Muscle Strength
李 俊𠘑
1
,
大井 淑雄
1
,
中村 耕三
2
Joon Hee Lee
1
1自治医科大学整形外科
2東京大学医学部整形外科
1Jichi Medical School, Department of Orthopaedic Surgery
キーワード:
磁気共鳴画像
,
magnetic resonance image
,
腰痛
,
low-back pain
Keyword:
磁気共鳴画像
,
magnetic resonance image
,
腰痛
,
low-back pain
pp.837-840
発行日 1994年7月25日
Published Date 1994/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908270
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抄録:MRIによる腰椎椎間板変性の程度を髄核の輝度および椎間板突出の形態により評価した.そして椎間板の変性が等運動性運動における体幹ピークトルク値へおよぼす影響を多変量解析にて寄与率として求めた.また重回帰式を標準化して,その偏回帰係数で各椎間板レベルの影響力を比較した.
寄与率は伸展運動で平均9%,屈曲運動で平均3%,回旋運動で平均4%であり,運動の種類により椎間板の影響の程度に差が認められた.L2/3,L3/4,L4/5およびL5/S1椎間板各レベルの標準化偏回帰係数は,男性ではL5/S1レベル,女性ではL4/5レベルの影響力が強い傾向を示した.体幹筋力の評価にあたっては椎間板の因子についても考慮する必要があると考えられた.
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