Japanese
English
検査法
腰椎,胸椎椎間板穿刺のための斜位直接刺入法
Direct Oblique Approach for Puncture of the Thoracic and Lumbar Disc
佐藤 哲朗
1
,
平田 晋
2
,
金淵 隆人
3
Tetsuro Sato
1
1東北労災病院整形外科
2県立新庄病院整形外科
3国立療養所西多賀病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku Rosai Hospital
キーワード:
椎間板造影
,
discography
,
後側方穿刺法
,
lateral approach
,
斜位直接刺入法
,
direct oblique approach
Keyword:
椎間板造影
,
discography
,
後側方穿刺法
,
lateral approach
,
斜位直接刺入法
,
direct oblique approach
pp.1439-1447
発行日 1989年12月25日
Published Date 1989/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908248
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抄録:体位と管球の調節により針の刺入方向と透視の方向を一致させることで,lateral approachによる腰椎,胸椎椎間板の穿刺手技を一次元的な針の深さだけを調節すればよい単純な手技とした.我々はこの方法を斜位直接刺入法と名づけた.実際の椎間板穿刺にあたっては,体位を斜位とし管球を頭尾側に傾けることによって透視の方向を針の刺入方向に一致させている.本法により皮膚刺入部の決定は容易となり,針の刺入にあたっての角度調節は不要となった.あわせてlateral approachにおける針の刺入経路の解剖学的検討を行った.針の刺入経路は解剖学的に限定されたものではあるが,胸椎,腰椎のいずれの椎間板穿刺も安全に行われることを確認した.
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