Japanese
English
臨床経験
外科的治療を行った腰椎椎間板症におけるMRIおよび椎間板造影の対比
A Comparative Study of Magnetic Resonance Imaging and Lumbar Discogram for Surgically Treated Lumbar Disc Lesion
西良 浩一
1
,
井形 高明
1
,
成尾 政圀
2
,
小柳 英一
2
,
浦門 操
2
,
椎葉 睦生
2
,
梶浦 清司
2
,
児玉 太郎
2
,
堀江 健次
2
Kouichi Sairyo
1
1徳島大学医学部整形外科
2成尾整形外科病院
1Department of Orthopedic Surgery, Tokushima University
キーワード:
MRI
,
椎間板造影
,
discogram
,
椎間板変性
,
disc degeneration
Keyword:
MRI
,
椎間板造影
,
discogram
,
椎間板変性
,
disc degeneration
pp.197-200
発行日 1992年2月25日
Published Date 1992/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900791
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:現在,腰椎椎間板の変性度の評価は,MRIと椎間板造影によって行われている.両画像の相関性について数多く報告されているが,変性椎間板における相関性は明らかにされていない.今回我々は,対象を手術的治療を行った腰部椎間板症に限定し,両画像における椎間板変性度を比較検討した.両画像には76.7%の相関性が認められたが,従来の報告より低いものであった.これは,病的変性椎間板では,含水性と形態は平行して変化しないことを示唆している.従って,変性椎間板については,MRIのみならず椎間板造影による病態把握の意義があると考えられる.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.