Japanese
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臨床経験
細菌性心内膜炎を基礎として発症したと思われる化膿性椎体炎の2例
Two Cases of Prulent Spondylitis based Bacterial Endocarditis
可徳 三博
1
,
原田 正孝
1
,
川上 宏治
1
,
加藤 悌二
2
,
東 真理
2
Mitsuhiro Katoku
1
1健康保険八代総合病院整形外科
2熊本大学整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Yatsushiro General Hospital
キーワード:
化膿性椎体炎
,
prulent spondylitis
,
細菌性心内膜炎
,
bacterial endocarditis
Keyword:
化膿性椎体炎
,
prulent spondylitis
,
細菌性心内膜炎
,
bacterial endocarditis
pp.1375-1378
発行日 1988年11月25日
Published Date 1988/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907984
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抄録:細菌性心内膜炎を基礎として発症したと思われる化膿性椎体炎の2例を経験したので報告する,症例は2例共に中年の男性で熱発に伴う激しい腰痛を主訴としていた.起炎菌は共にStreptococcusであった.1例は一時心不全状態を呈し巨大な大動脈弁の疣贅を残し,他の1例も大動弁の閉鎖不全が残り共に弁置換を余儀なくされた.細菌性心内膜炎は筋骨格系の症状を呈する事が多く,激しい腰痛で熱発を伴う場合は,本疾患も考慮し循環器系の検索を行う事が必要と思われる.
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