Japanese
English
特集 脊柱管内靱帯骨化の病態と治療(第16回日本脊椎外科研究会より)
棘突起縦割法脊柱管拡大術後のOPLL進展
Postoperative Devetopment of OPLL after Double Door Laminoplasty by Longitudinal Splitting of Spinous Process
星野 雄一
1
,
黒川 高秀
1
,
町田 秀人
1
,
平林 茂
1
,
大西 五三男
1
,
李 建興
1
,
侭田 敏且
1
,
佐藤 正幸
1
Yuhichi Hoshino
1
,
Takahide Kurokawa
1
1東京大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
後縦靱帯骨化
,
OPLL
,
棘突起縦割法脊柱管拡大術
,
double door laminoplasty by longitudinal splitting of spinous process
,
術後骨化進展
,
postoperative development
Keyword:
後縦靱帯骨化
,
OPLL
,
棘突起縦割法脊柱管拡大術
,
double door laminoplasty by longitudinal splitting of spinous process
,
術後骨化進展
,
postoperative development
pp.531-536
発行日 1988年4月25日
Published Date 1988/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907848
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抄録:棘突起縦割法脊柱管拡大術の術後短期のOPLL進展がどの程度であるかを知るために,術後2年以上(2年-5年9ヵ月,平均3年9ヵ月)経過観察した29例(男21例,女8例:41-72歳)の頸椎単純X線写真側面像を検討した.OPLLは,2mm以上の長さ,1mm以上の厚さの増加または新しい部位のOPLL出現があれば,進展ありとした.
この基準をこえるOPLL進展は29例中9例(31%)にあり,これは文献に記載された椎弓切除術後のOPLL進展頻度よりも低かった.OPLL進展の程度は,長さ3mm-6mm,厚さ1mm-2mmの範囲内であり,いずれも著しいものではなかった.またOPLL進展によると考えられる症状の再発はなかった.
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