特集 脊柱管内靱帯骨化の病態と治療(第16回日本脊椎外科研究会より)
座長総括/「VIII.胸椎後縦靱帯骨化症に対する手術」の部
大谷 清
1
Kiyoshi Otani
1
1国立療養所村山病院整形外科
pp.359-360
発行日 1988年4月25日
Published Date 1988/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907818
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脊椎外科手術のうちで,胸椎後縦靱帯骨化症(TOPLL)に対する手術が最も難しいといっても過言でない.圧迫性脊髄麻痺は圧迫物を除去することが基本的原則であるが,TOPLLに対しては胸髄圧迫の原因である骨化巣を除去することが技術的に大へん難しいばかりか,易損性の高い胸髄に対して手術操作の影響が容易に波及し,脊髄麻痺悪化を招来する危険性が極めて高い.
本セッションでは,TOPLLに対する手術に関する5題の演題が発表された.
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