Japanese
English
臨床経験
スポーツ障害による股関節内障の2例
Internal Derangement of the Hip Joint Caused by Sports Injury
池田 俊彦
1
,
粟屋 梧老
1
,
鈴木 茂夫
1
,
岡田 温
1
,
多田 弘史
1
Toshihiko Ikeda
1
1小倉記念病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kokura Memorial Hospital
キーワード:
スポーツ障害
,
sport injury
,
股関節痛
,
hip Pain
,
股関節鏡
,
hip arthroscopy
,
関節唇断裂
,
tear of the limbus
,
関節内障
,
internal derangement
Keyword:
スポーツ障害
,
sport injury
,
股関節痛
,
hip Pain
,
股関節鏡
,
hip arthroscopy
,
関節唇断裂
,
tear of the limbus
,
関節内障
,
internal derangement
pp.1421-1424
発行日 1987年12月25日
Published Date 1987/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907747
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抄録:日常の診療において原因不明の股関節痛を扱う機会は比較的多い.その多くは,保存的治療によって軽快し,疼痛の原因が明らかで無いままに終わっている.今回,原因不明の股関節痛を訴える2例の高校生のスポーツ選手に対して股関節鏡を施行した結果,関節唇の断裂を認めたので報告した.共に断裂は臼蓋軟骨面との境界部の縦断裂で,膝半月のdetachmentに相当すると思われた.免荷歩行により疼痛は軽快したが,再鏡視を行ったところ断裂の癒合は認められず,断裂が自然治癒する事はないと考えられた.
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