整形外科を育てた人達 第55回
Albert Henry Freiberg(1868-1940)
天児 民和
1
1九州大学
pp.1394-1397
発行日 1987年12月25日
Published Date 1987/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907741
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足の第2中足骨の骨頭が扁平化する特殊な疾患を1914年にFreibergが報告しているので英米ではFreiberg病と言われているが,その少し前にドイツのレントゲン専門医であるAlban Köhlerが足の舟状骨レ線陰影の濃化と骨の圧縮を起す小児の疾患について発表し,これをKöhler病と言っていた.ところが,Köhlerはその後第2中足骨頭の変化についても報告し,これをドイツでは第2Köhler病と言われているが,これがFreiberg病と同じものである.いずれAlban Köhlerについて詳しく書くが,今回はAlbert Henry Freibergの伝記を紹介することにした.
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