整形外科を育てた人達 第18回
Vittorio Putti(1880-1940)
天児 民和
1
1九州大学
pp.896-899
発行日 1984年8月25日
Published Date 1984/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907016
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今まで1年以上,独・英・米・仏の整形外科の開拓者達を記述して来たが,イタリヤの整形外科も軽視できない.イタリヤにはまずAntonius Scarpa(1747-1832)をはじめとし,Francesco Rizzoli(1809-1880)やAlessandro Codivilla(1861-1912)を忘れてはならないだろう.しかし,彼らはいずれも外科医として有名になった人達で整形外科の専門家としては必ずしも適当でないと言う人もあると思うが,整形外科の専門家として国際的に認められるのはVittorio Puttiであろう.彼はRizzoliの名を冠したBolognaのInstituto Ortopedico Rizzoliの教授でもあり,国際的に活躍し日本でも彼の名は広く知られているので,今回はまずVittorio Puttiを紹介することにした.
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