Japanese
English
論述
慢性関節リウマチの膝関節造影像—第4報.関節軟骨,半月像について
Arthrographic study of the rheumatoid knee: IV. with reference to articular cartilage and meniscus
田中 義則
1
,
冨士川 恭輔
1
,
伊勢亀 冨士朗
1
Yoshinori TANAKA
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
1Dept. of orthop. surg., school of medicine, Keio Gijuku university
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
膝関節
,
knee joint
,
関節造影
,
arthrography
,
関節軟骨
,
articular cartilage
,
半月
,
meniscus
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
膝関節
,
knee joint
,
関節造影
,
arthrography
,
関節軟骨
,
articular cartilage
,
半月
,
meniscus
pp.46-53
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906052
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はじめに
日常の関節リウマチ(以下RAと略す)の診療にあたり,多くの場合,膝関節の病態は臨床所見と単純X線所見から判定されるが,これらのみでは関節軟骨,半月,靱帯,滑膜など関節構成体の病態を十分に把握することは困難である.さらに近年,変形,拘縮などにより機能不全に陥つたRAの膝関節に対しても,積極的に機能改善がはかられるようになり,ますます膝関節の緻密な病態の把握が要求されてきている.
1900年代初期にRobinsonおよびWehrenendorffによりはじめて空気を用いた膝関節造影が行われた.以後膝関節造影法は改良が重ねられ,1959年にAndrénおよびWehrin1)らが水平X線軸二重造影法を開発するに至り飛躍的な進歩を遂げた,
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