Japanese
English
検査法
Transfemoral lumbar epidural venographyの手技について(第1報)
Techniques in Transfemoral Lumbar Epidural Venography
中川 俊
1
,
宇佐美 文章
1
,
松尾 博由
1
,
小野 義比古
1
,
黒田 賢二
1
,
南 和文
1
,
山崎 典之
1
,
大村 文敏
1
,
福田 憲昭
1
,
白井 康正
1
Takashi Nakagawa
1
1日本医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Nippon Medical School
キーワード:
硬膜外腰静脈造影
,
lumbar epidural venography
,
前仙骨静脈
,
presacral vein
,
上行腰静脈
,
ascending lumbar vein
,
手技
,
technique
Keyword:
硬膜外腰静脈造影
,
lumbar epidural venography
,
前仙骨静脈
,
presacral vein
,
上行腰静脈
,
ascending lumbar vein
,
手技
,
technique
pp.313-319
発行日 1986年3月25日
Published Date 1986/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907375
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抄録:Transvenous venographyが臨床の場で一般的な検査法となり得ないのは,femoral vein,ascending lumbar vein及びpresacral veinの解剖学的知識の不足が原因となるためと思われる.Femoral veinはfemoral arteryの内側を同じ深さで並走しているので,femoral arteryの拍動を触知する部位をdependent pointとする.Ascending lumbar veinのselectは左側で,common iliac veinと同じ走行にて分岐しているので,seiectは容易である.右側ascending lumbar veinのselectはこの静脈にanomalyが多くselectが難しい症例がある.Presacral veinのselectには左右による難易は特になく,type 2を念頭において行っている.CatheterについてはMeijenhorstらの考案したcatheterは余りにもこれら静脈の形態にとらわれたものであり,一般的なcatheterで充分である.実際の手技に関しては考えるより馴れることが大切のように思っている.
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