Japanese
English
論述
先天性内反足に対するLichtblau手術の中期成績
A Follow-up Study of Lichtblau's Calcaneal Head Resection for Talipes Equino Varus
門司 順一
1
,
佐々木 鉄人
1
,
菅野 吉一
1
,
飯坂 英雄
2
,
加藤 哲也
3
,
須々田 幸一
4
Junichi Monji
1
1北海道大学医学部整形外科学教室
2北海道大学医療技術短期大学部
3国立東京第2病院
4斗南病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Hokkaido University
キーワード:
先天性内反足
,
talipes equino varus
,
Lichtblau手術
,
Lichtblau's method
Keyword:
先天性内反足
,
talipes equino varus
,
Lichtblau手術
,
Lichtblau's method
pp.815-821
発行日 1985年7月25日
Published Date 1985/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907225
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抄録:先天性内反足における内外骨性支柱の不均衡による前足部内転変形を解決するため,Lichtblauの踵骨頭切除術を初回軟部組織解離術と合併(初回群38例59足),追加手術と合併(追加群25例27足)に行い,約6年後の成績について臨床的・X線学的に検討した.
臨床的な足形態は良く矯正されており,前足部内転の遺残も少なかった.しかし,踵立方関節のremodelingは約半数のものにしか得られておらず,追加例では約45%に狭小化,不整などの異常所見を認め,一方初回群では約50%のものに立方骨の背側亜脱臼を認めた.また踵骨頭切除により踵骨は距骨に対して前方辷りを生じており,下腿三頭筋のlever armは減少する結果となっていた.
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