Japanese
English
論述
先天性内反足に対する後内側解離術の成績―臨床評価および骨アライメントの評価
Results of Posteromedial Release for Congenital Club Foot
斎藤 伸
1
,
北 純
2
,
船山 完一
2
,
佐々木 仁行
3
,
阿部 義幸
4
Shin Saito
1
1東北大学医学部整形外科
2仙台赤十字病院整形外科
3ささき整形外科医院
4山形県立新庄病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
congenital club foot
,
先天性内反足
,
posteromedial release
,
後内側解離術
,
bony alignment
,
骨アライメント
Keyword:
congenital club foot
,
先天性内反足
,
posteromedial release
,
後内側解離術
,
bony alignment
,
骨アライメント
pp.773-776
発行日 1997年7月25日
Published Date 1997/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908323
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15例23足の先天性内反足に行ったTurco法による後内側解離術の成績を検討した.McKayの機能評価法では,14足(61%)で成績が不良であった.成績不良の原因は,足部の内転変形の残存が多かった.X線像とMR像により骨アライメントを評価すると,前足部,中足部,後足部のそれぞれが内転変形に関与していた.21足(91%)で,距腿関節窩との位置関係をみると踵骨が内側に偏位していた.これらの結果から,内反足解離手術では,距骨に対し舟状骨を,踵骨に対し立方骨を正確に矯正するばかりでなく,足関節軸と距腿関節窩に対し踵骨を矯正することが重要であると考えられた.
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