Japanese
English
論述
分裂膝蓋骨の臨床症状,臨床所見および成因について
Patella Partita Clinical Symptoms, Clinical Signs and Etiology
大橋 義一
1
,
腰野 富久
1
Yoshikazu Ohashi
1
,
Tomihisa Koshino
1
1横浜市立大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Yokohama City University, School of Medicine
キーワード:
分裂膝蓋骨
,
patella partita
,
臨床症状
,
clinical symptoms
,
臨床所見
,
clinical signs
,
成因
,
etiology
Keyword:
分裂膝蓋骨
,
patella partita
,
臨床症状
,
clinical symptoms
,
臨床所見
,
clinical signs
,
成因
,
etiology
pp.231-240
発行日 1984年3月25日
Published Date 1984/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906910
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はじめに
1883年,Wenzel Gruber5)がはじめて分裂膝蓋骨を報告して以来,幾多の報告がなされてきている.分裂膝蓋骨は偶然に膝のX線検査で発見されるものが多く,膝痛の原因となることは少ないとされてきた.しかし膝痛で病院を訪れるものの中には有痛性分裂膝蓋骨もかなりみられ,その臨床像は明らかでない点が多い.我々は分裂膝蓋骨に対し種々検討を行ってきているが14,18),今回は当科で診断された分裂膝蓋骨の臨床症状や臨床所見につき検討を行い,いくつかの知見を得たので報告する.またその成因に関して考察を加えた.
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