特集 脊椎分離症・辷り症
総括/特別セッション 腰痛・坐骨神経痛の評価法
井上 駿一
1
Shunichi INOUE
1
1千葉大学医学部整形外科
pp.317-320
発行日 1982年4月25日
Published Date 1982/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906526
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今回の研究会では特別セッションとして「腰痛・坐骨神経痛の評価法」がとりあげられた.すでに頸椎症性ミエロパチーに対しては日整会案が広く用いられ共通の物指しで術前・術後の評価ができている点でその果す役割は大きい.
腰痛疾患は腰痛・坐骨神経痛という自覚症状が大きな部分を占める点で評価法はむつかしいがしかしその必要性は切実である.疼痛・就労状況より判断する従来のいわばグローブな判定法に対し桐田,土方,中野,田島その他の諸氏によりそれぞれ独自に工夫された評価法が出されているが尚一般的ではない.今回の研究会において片岡会長より脊椎外科研究会として一定の基準案を作成すべきであるという意向がありこの特別セッションが組まれた次第である.
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