Japanese
English
論述
頸椎後縦靱帯骨化の骨化増大に関する研究—特にヒト成長ホルモンとの関係について
A Study on enlargement of ossification of the posterior longitudinal ligament of the cervical spine: Especially concerning human growth Hormone
岡田 征彦
1
,
茂手木 三男
1
,
岡島 行一
1
,
藤田 隆一
1
,
池田 勝
1
,
古府 照男
1
,
田部 秀山
2
,
入江 実
3
,
井上 和子
3
Yukihiko OKADA
1
1東邦大学医学部整形外科
2大和市立病院整形外科
3東邦大学医学部第1内科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine
キーワード:
後縦靱帯骨化
,
OPLL
,
頸椎
,
cervical spine
,
骨化増大
,
enlargement of ossification
,
ヒト成長ホルモン
,
human growth hormone
,
HGH
,
末端肥大症
,
acromegaly
Keyword:
後縦靱帯骨化
,
OPLL
,
頸椎
,
cervical spine
,
骨化増大
,
enlargement of ossification
,
ヒト成長ホルモン
,
human growth hormone
,
HGH
,
末端肥大症
,
acromegaly
pp.846-854
発行日 1981年9月25日
Published Date 1981/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906410
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はじめに
頸椎後縦靱帯骨化(ossification of posterior longitudinal ligament:OPLL)の症例は,1960年教室月本12)が脊髄症状を呈した1剖検例を報告して以来本骨化に対する関心が高まり,診断技術も向上し,最近では決してまれな疾患ではなく,日常の診察においてしばしば遭遇する疾患である.本骨化の発生や骨化増大因子として,全身性因子の他に頸椎における局所性因子が考えられているが,その病態は未だ十分には解明されていない実情である.われわれは本骨化の発生および増大に関与する局所因子を解明すべく,臨床的および動物実験的検索を行い,度々報告してきたが,今回は全身性骨増殖因子の1つと考えられているヒト成長ホルモン(HGH)と本骨化増大との関係について検索を行つたので報告する.
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