特集 Multiply operated back
総括/Arachnoiditisと椎管狭窄性要因の部
辻 陽雄
1
Haruo TSUJI
1
1富山医科薬科大学医学部整形外科学教室
pp.330-331
発行日 1981年4月25日
Published Date 1981/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906318
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- 文献概要
ここで報告された6題の論文の共通した問題点は多数回手術とくに後方手術症例の術後に発見される髄膜およびその周辺組織の増殖性瘢痕性の病的過程についてである.すなわち,とくに集中的に討議がなされたのはadhesive arachnoiditisといわゆるpostlaminectomy membraneによる狭窄の二点で,その原因,病的意義および予防対策などについてである.
以下に各論文のキーポイントを紹介しあわせて,論議の内容をまとめることとする.
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