Japanese
English
臨床経験
頸髄損傷に合併した尿崩症の1例
Report of a case of cervical cord injury with diabetes insipidus
杉浦 昌
1
,
梅沢 健司
1
,
藤田 興一
1
Syo SUGIURA
1
1市立岡崎病院整形外科
1Dept. of orthop. surg,. Okazaki city hospital
キーワード:
頸髄損傷
,
cervical cord injury
,
多尿
,
polyuria
,
尿崩症
,
diabetes insipidus
,
ADH
Keyword:
頸髄損傷
,
cervical cord injury
,
多尿
,
polyuria
,
尿崩症
,
diabetes insipidus
,
ADH
pp.906-909
発行日 1980年9月25日
Published Date 1980/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906206
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頸髄損傷患者においては,著明な発熱や多尿をきたして全身管理に困難を感ずる場合をしばしば経験する.特に受傷初期には経口摂取ができず,水・電解質の管理は補液に頼ることになるが,輸液量が適切であるか否かの判断に迷うことが多い.また合併する尿路感染症や褥創面からの体液漏出が正確な水分バランスの把握を困難にしている場合もある.
最近我々は頸髄損傷に続発して著明な多尿をきたし,精査の結果尿崩症と判明した1例を経験したので考察を加えて報告する.
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