Japanese
English
シンポジウム 先天股脱の予防
乳児神経学からみた先天股脱
A neurological study of infantile dislocation of the hip joint
篠田 達明
1
Tatsuaki SHINODA
1
1愛知県心身障害者コロニーこばと学園ハビリテーション科
1"KOBATO-GAKUEN" training school and hospital for the profoundly retarded
キーワード:
新生児
,
newborn
,
屈筋優位
,
flexor dominant
,
下肢はねかえり反応
,
leg recoil
,
等尺性収縮
,
isometric contraction
,
股関節脱臼
,
dislocation of the hip joint
Keyword:
新生児
,
newborn
,
屈筋優位
,
flexor dominant
,
下肢はねかえり反応
,
leg recoil
,
等尺性収縮
,
isometric contraction
,
股関節脱臼
,
dislocation of the hip joint
pp.467-472
発行日 1980年5月25日
Published Date 1980/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908596
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はじめに
二足歩行をいとなむ人類にとつて,先天性股関節脱臼は,古来より,人びとをくるしめてきた,もつとも重要な難疾患のひとつである.
しかしながら,近年,京大石田勝正講師の提唱する『生直後からの自然肢位・自由運動育児による先天股脱の予防』という,きわだつてすぐれた理論と実践の成果によつて,乳児の股関節脱臼は,その発生をいちじるしく減少させることが可能となつてきた.このことは,わが国の整形外科史上,まさに画期的な業績として位置づけられるものであり,石田講師をはじめとする京大グループならびにこの活動をささえた関係者の熱意と努力にたいし,ふかい敬意をささげるものである.
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