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臨床経験
腰椎椎間板ヘルニアに対する前方法65例の術後10年以上の長期遠隔成績について
Anterior interbody fusion for lumbar disc herniation: Long term follow up study of 65 cases
田中 正
1
,
井上 駿一
1
,
宮坂 斉
1
Tadashi TANAKA
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Chiba University
pp.1217-1222
発行日 1979年12月25日
Published Date 1979/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906039
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はじめに
腰椎椎間板ヘルニアに対する前方侵入法による椎間板切除・椎体固定術(前方法)は,1948年Lane and Moore6)の報告に始まるが,本邦においては1955年千葉大学整形外科故鈴木次郎教授10,11)により行われた経腹膜的椎間板切除・前方固定術(鈴木氏法)が嚆矢と思われる.
当教室における腰椎椎間板ヘルニアに対する前方法施行例は,1955年10月以降1978年12月までに449例にのぼるが,そのうち術後10年以上を経過した症例は,1955年10月より1968年4月までの286例である.このうち1964年12月までの151例の10年以上の長期遠隔成績については,すでに1973年の土屋14)の報告を始め,井上4,5),松井7)らが詳細に報告してきた.
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