Japanese
English
特集 脊椎外傷—早期の病態・診断・治療—(第7回脊椎外科研究会より)
脊椎骨折の保存的療法の限界
Evaluation of the conservative treatment of spinal injuries
竹内 錬一
1
,
井形 高明
1
,
高田 広一郎
1
,
成瀬 章
1
,
樋口 幸夫
1
,
辺見 達彦
1
,
米沢 元実
,
渡辺 修身
Ren-ichi TAKEUCHI
1
1徳島大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Tokushima University
pp.313-318
発行日 1979年4月25日
Published Date 1979/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905882
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はじめに
脊椎外傷の治療が骨傷の整復固定による脊柱の支持性と脊髄保護作用の再建にあることは論をまたない.昭和40年以来,われわれは脊椎脊髄損傷に対して,積極的にとり組み症例の治療をかさねてきた.昭和40年より昭和47年までは主として,保存的に治療し,昭和48年以後は,脊髄動脈撮影を初期診断の一助として導入し,手術療法の適応を考慮してきた.今回は,これら治療法の成績をふりかえり,主として受傷当初において,われわれが採用した保存的療法の問題点をあげ検討を加え報告する.
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