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Rinsho Seikei Geka Volume 59, Issue 12 （December 2024）

臨床整形外科 59巻12号（2024年12月発行）

Japanese English

特集初療対応からきれいな指再建まで　指尖部切断に対する治療

指尖部切断に対する保存療法の適応と限界 Indications and Limitations of Conservative Therapy for Fingertip Injury 長谷川健二郎 ¹ , 新井理恵 ² Kenjiro HASEGAWA ¹ , Satoe ARAI ² ¹川崎医科大学運動器外傷・スポーツ整形外科学教室 ²川崎医科大学形成外科学教室 ¹Department of Orthopaedic Trauma Surgery and Sport Medicine, Kawasaki Medical School ²Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Kawasaki Medical School キーワード：陰圧閉鎖療法 , negative pressure dressing , 早期運動療法 , early therapeutic exercise , 指尖部損傷 , fingertip injury Keyword: 陰圧閉鎖療法 , negative pressure dressing , 早期運動療法 , early therapeutic exercise , 指尖部損傷 , fingertip injury pp.1377-1382

発行日 2024年12月25日 Published Date 2024/12/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203165

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切断指，特に玉井分類zoneⅠ指尖部切断における治療のポイントは①治療により関節可動域制限を起こさないこと，②健側に近い知覚を獲得すること，③爪を含めた指尖部の良好な形態を再建すること，である．指・手の陰圧閉鎖療法においては，早期運動療法を治療開始時から始めることが大切であり，残された機能を最大限に温存する必要がある．1本の切断指に対してはわれわれの考案した指用陰圧閉鎖療法を用い，zoneⅣ〜Ⅴの切断指や複数指切断に対しては袋型陰圧閉鎖療法を用いている．