Japanese
English
特集 半月板—Save the Meniscus
Ⅴ.円板状半月板の治療
円板状半月板に対する切除術
Saucerization for discoid lateral meniscus
柳澤 真也
1
,
木村 雅史
1
,
萩原 敬一
1
,
生越 敦子
1
Shinya YANAGISAWA
1
1善衆会病院,群馬スポーツ医学研究所
キーワード:
Discoid lateral meniscus(DLM)
,
Saucerization
,
Clinical outcome
Keyword:
Discoid lateral meniscus(DLM)
,
Saucerization
,
Clinical outcome
pp.661-666
発行日 2020年4月30日
Published Date 2020/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001286
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要旨:外側円板状半月板(DLM)に対する手術治療として,古くは全切除,亜全切除が行われてきたが,変形性関節症性変化の発生頻度が高くみられることから形成的部分切除が推奨されており,手術方法と臨床成績につき概説した。膝関節痛,可動域制限などの臨床症状を認め,MRIでDLMを認め半月板に水平損傷やフラップ状断裂を認め,症状が遷延する際は手術適応となる。鏡視下半月板形成的部分切除の際,DLMの形態,断裂の有無,範囲などを評価する。中節,後節は鉗子が到達しやすく,過剰切除が生じやすいので注意を要する。辺縁より6〜8mm半月板を温存させることが一般的であるが,残存DLM幅の縮小も報告されており,今後も検討が必要である。
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