特集 半月板と軟骨を治すための最新知見
円板状外側半月板に対する円板状形態温存縫合術
衣笠 和孝
1
,
濱田 雅之
2
1大阪労災病院スポーツ整形外科
2正風病院整形外科
キーワード:
円板状外側半月板(discoid lateral meniscus)
,
円板状形態温存(discoid shape preserved)
,
修復(repair)
Keyword:
円板状外側半月板(discoid lateral meniscus)
,
円板状形態温存(discoid shape preserved)
,
修復(repair)
pp.914-921
発行日 2024年9月19日
Published Date 2024/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001884
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
円板状外側半月板(discoid lateral meniscus;DLM)に損傷を有する症例のなかには,ごく少数ではあるが,DLMの体部が正常で辺縁部のみに損傷を認めるものが存在する。筆者らは,このような症例に対して,DLMの形態を温存しつつ辺縁損傷部位を修復するDLM温存縫合術を施行してきた。現時点で,同術式を施行した症例の約6割において,術後もDLM形態の温存が可能であった。DLMの形態が温存された場合,現行の標準治療とされるDLM形成縫合術と比較して,荷重分散機能の観点において優れていた。
Copyright © 2024, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.