Japanese
English
論述
変股症およびR. A.における大腿骨頭軟骨下海綿骨のremodelling
Trabecular remodelling of subchondral cancellous bone in osteoarthrosis and rheumatoid arthritis of the femoral head
日下部 明
1
Akira KUSAKABE
1
1東北大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku University School of Medicine
pp.148-155
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905856
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はじめに
変形性股関節症の病因やその進行過程に関与する要因についてはいまだ明らかでない.末期変股症では関節軟骨の変性や破壊と,軟骨下海綿骨の旺盛な新生骨反応による硬化ないし象牙化や,骨棘やのう胞形成などの破壊と修復2つの病態が混在することが特徴であり,関節軟骨のみでなく軟骨下骨の変化も著明である.
これまで一般的には一次性変股症は硝子軟骨そのものの内因性破綻や変性が先行し,それに生体力学的な機械的要因も加わつて進行していくと考えられており骨の変化はすべて二次的なものとされ,多くの研究は関節軟骨に集中されてきた.
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