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特集 新しい概念 “軟骨下脆弱性骨折”からみえてきたこと
急速破壊型股関節症と大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折との関連性
The relationship between Rapidly Destructive Arthritis and Subchondral Insufficiency Fracture
遠藤 裕介
1
Hirosuke ENDO
1
1独立行政法人労働者健康安全機構岡山ろうさい病院整形外科人工関節センター
1Okayama Rosai Hospital, Department Of Orthopaedic Surgery, Artificial Joint Replacement Center
キーワード:
急速破壊型股関節症
,
rapidly destructive arthritis
,
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折
,
subchondral insufficiency fracture of the femoral head
,
骨粗鬆症
,
osteoporosis
Keyword:
急速破壊型股関節症
,
rapidly destructive arthritis
,
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折
,
subchondral insufficiency fracture of the femoral head
,
骨粗鬆症
,
osteoporosis
pp.21-25
発行日 2020年1月25日
Published Date 2020/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201563
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急速破壊型股関節症は,高齢女性に好発し6〜12カ月以内に急速に股関節が破壊を来す疾患として,1970年にPostelらによって報告された疾患概念である.明らかな誘因がなく関節破壊が急速に進行してから診断されることが多いとされてきた.近年では,大腿骨骨頭軟骨下脆弱性骨折が骨脆弱性をベースに高齢女性の片側に生じることから,急速破壊型股関節症に関連する要因の1つとして注目されている.急速破壊型股関節症と大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折との関連性について,論文をレビューし考察した.
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