臨床経験
左肩関節脱臼と誤診された新生児上腕骨骨端線離解の1例
河野 光信
1
,
江口 寿栄夫
1
,
藤原 英一
1
,
田中 稔正
2
,
筒井 勝彦
2
Mitsunobu KOUNO
1
1高知県立子鹿園
2田中整形外科
pp.1177-1178
発行日 1978年12月25日
Published Date 1978/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905830
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分娩外傷は,分娩手技の改論および児頭骨盤不均衡の認識等によつて,減少して来ているが,最近診断を付けるのに難渋した分娩時の外傷によると思われる上腕骨近位骨端線離開という稀れな症例を経験した.本症例に対する我々の反省を含めて,若干の文献的考察を加えて報告する.
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