臨床経験
Freeman-Sheldon症候群について
嶋村 正
1
,
白田 寧
1
,
本田 恵
1
Tadashi SHIMAMURA
1
1岩手医科大学整形外科学教室
pp.61-66
発行日 1977年1月25日
Published Date 1977/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905463
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はじめに
Freeman-Sheldon症候群は,1938年にFreemanおよびSheldonが,顔面,手,足に特有の変形を有する先天異常の2例を,cranio-carpo-tarsal dystrophyとして報告したのに端を発し,1953年にOtto3)が,3例目の報告をして以来,われわれの渉猟し得た範囲では,現在まで38症例(本邦では3例18,19))の報告例をみる.今回,われわれは先天性股関節脱臼を合併したFreeman-Sheldon症候群の1例を経験したので,過去の報告例を集計して,その症候の比較を試みた.
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