論述
手指関節形成術について—Swanson型Silastic Implant Arthroplastyの検討と反省
南條 文昭
1
,
広瀬 和彦
2
Bunsho NANJO
1
,
Kazuhiko HIROSE
2
1虎の門病院形成外科
2虎の門病院整形外科
pp.581-588
発行日 1975年7月25日
Published Date 1975/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905209
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リウマチ患者を主体に,手指の中手・指関節(MP関節),近位指関節(PIP関節)の著しい破壊・脱臼・変形拘縮などを示すものに対して,Swanson型silastic implantをもちいたいわゆるimplant replacement arthroplastyを試みて,約3年を経過する.未だに症例数も少なく,多くを語れる段階ではないが,本手術の適応・手術手技やimplantにまつわる多くの反省すべき問題点に当面したので,ここにその問題点を挙げて検討を加えてみたい.
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