Japanese
English
臨床経験
左第1趾中足骨に発生したspina ventosaの1例
A Case Report of Spina Ventosa of the First Metatarsus
安元 定幸
1
,
藤井 正則
1
,
守重 幸雄
1
,
西島 雄一郎
1
,
東田 紀彦
1
,
山崎 安朗
1
Sadayuki Yasumoto
1
1金沢医科大学整形外科教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kanazawa Medical University
キーワード:
風棘
,
spina ventosa
,
骨結核
,
bone tuberculosis
Keyword:
風棘
,
spina ventosa
,
骨結核
,
bone tuberculosis
pp.1107-1111
発行日 1990年9月25日
Published Date 1990/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900194
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:症例は48歳の男性で,約3カ月前より左第1趾の無痛性腫脹を来し当科を受診した.初診時,同部は基節部を中心にびまん性に腫脹し褐色の色素沈着を認め,赤沈値軽度充進,CRP陽性,ツ反は強陽性であった.X線所見では第1趾基節骨全体に骨膨隆と骨硬化像を,また中足骨では骨膜反応を認めた.
骨結核または骨腫瘍を疑い骨生検を行った.組織学的には,結核病巣は特に認められず線維組織のみであった.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.