シンポジウム 乳幼児先天股脱の手術療法
Salter手術の検討—特にその手術手技と適応限界について
香川 弘太郎
1
,
岩本 守右
2
,
大野 修
3
Kotaro KAGAWA
1
,
Moriaki IWAMOTO
2
,
Osamu ONO
3
1兵庫こども病院整形外科
2兵庫のじぎく園
3神戸大学医学部整形外科学教室
pp.154-168
発行日 1973年2月25日
Published Date 1973/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904805
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はじめに
Salterが1961年,Innominate osteotomyを発表してより,内外において多くの追試と秀れた成績の報告がなされてきた.
これらの広い普及をみた背景には,本法創始者の抜群の着想と,医師達のよりよきものへの追求があつたことも見逃がせぬが,その他に従来のいわゆる臼蓋形成術が種々の点で諸家の要求を満たしていなかつたことも大きな原因になると思われる.
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