今月の臨床 男性不妊アップデート─ARTをする前に知っておきたい基礎知識
手術療法
精路再建手術の適応と限界
白石 晃司
1
1山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座
pp.1099-1104
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209530
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●閉塞性無精子症は精路再建によりタイミング法や人工授精での妊娠が可能であり,明らかな女性側因子がなければ必ずオプションとして提示すべきである.
●精管結紮後や鼠径ヘルニア術後の場合には精管─精管吻合が,精巣上体炎後の場合には精管─精巣上体吻合が施行される.
●精路再建,特に精管─精巣上体吻合は施行可能な医療機関が限られるため,泌尿器科生殖医療専門医などを窓口としてコンサルトする必要がある.
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