シンポジウム 四肢末梢血管障害
四肢先天性血管奇形の診断と治療
東 博彦
1
,
伊藤 維朗
1
,
立石 昭夫
1
Hirohiko AZUMA
1
1東京大学医学部整形外科学教室
pp.565-577
発行日 1971年7月25日
Published Date 1971/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904567
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はじめに
四肢の先天性血管奇形は多種多様であり,たとえば皮膚に限局して生ずる血管腫のように四肢の循環障害とはまつたく関係のないものから,いわゆるKlippel-Weber症候群のように患肢のみならず時には全身の循環障害をもたらす可能性のある疾患までふくまれている.
ここで取り扱う先天性血管奇形は,血管奇形とともに筋肉・骨・関節などにも変化が見られるものであり,四肢運動器の機能の面から見てもこれらの血管奇形の診断や治療は大切である.
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