臨床経験
偏側肥大症
岩倉 博光
1
,
曾我 恭一
2
,
立石 昭夫
3
,
伊藤 維朗
4
,
東 博彦
5
,
赤坂 嘉久
6
Hiromitsu IWAKURA
1
1帝京大学医学部整形外科学教室
2都立墨東病院整形外科
3東京大学医学部整形外科学教室
4東京警察病院整形外科
5埼玉医科大学整形外科学教室
6湯河原厚生年金病院整形外科
pp.855-862
発行日 1974年10月25日
Published Date 1974/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905063
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身体の偏側に形態の異常や成長の異常を認める疾患は種々存在するが,いわゆる偏側肥大症もその一つと考えられる.これは身体の偏側の過成長であると定義できるが,その左右の不均衝の程度は極めて軽度のものから,すなわちほぼ正常と認められるものから,臨床的に左右差の著明なものまて相当の幅が存在する,そしてこの偏側肥大症には四肢の一部に限局する部分的偏側肥大症と顔面及び体幹の非対称を含む完全偏側肥大症に分類できるが,ここでは少くとも一肢全体の肥大症以上のものを偏側肥大症とした.
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