Japanese
English
誌上シンポジウム 難治性良性腫瘍の治療
四肢の血管腫,血管奇形の治療
Treatment of Hemangioma and Vascular Malformation in the Limbs
馬場 一郎
1
,
植田 直樹
1
,
山本 和宏
2
Ichiro BABA
1
,
Naoki UEDA
1
,
Kazuhiro YAMAMOTO
2
1大阪医科大学整形外科
2大阪医科大学放射線科
1Department of Orthopaedic Surgery, Division of Vital Care and Reconstructive Medicine, Osaka Medical College
2Department of Radiology, Osaka Medical College
キーワード:
血管腫
,
hemangioma
,
血管奇形
,
vascular malformation
,
硬化療法
,
sclerotherapy
Keyword:
血管腫
,
hemangioma
,
血管奇形
,
vascular malformation
,
硬化療法
,
sclerotherapy
pp.515-519
発行日 2012年6月25日
Published Date 2012/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102362
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四肢に発生した血管腫や血管奇形は,腫脹や腫瘤感のみの症状で疼痛などを伴わない例が多い.時に疼痛を生じ日常生活動作の障害を来すこともあるが,従来は治療として外科的切除しか選択できなかった.また安易に切除をすると再発を生じたり大量の出血を伴うこともあり,積極的治療を行うことは少なかった.近年,手術以外の治療法としてinterventional radiology(IVR)を併用した硬化療法やコイル塞栓術なども行えるようになり,われわれの施設でも症例に応じて各種治療法を選択して積極的な介入を行っている.本項では各治療の適応や方法,実施時の注意点などについて述べる.
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