カンファレンス
骨腫瘍—これはなんでしよう(32)
山内 裕雄
1
,
本田 英義
1
,
骨腫瘍症例検討会
1順天堂大学医学部整形外科学教室
pp.413-416
発行日 1970年5月25日
Published Date 1970/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904406
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右下腿腓腹部の腫瘍
A:患者は7ヵ月の男児です.主訴は両下腿部の腫瘤で既住歴は,10ヵ月で正常分娩,生下時体重は3200gです.生後5ヵ月頃になって右下腿の腓腹部の腫瘤に気づきました.最初は母指頭大でありましたが,だんだん大きくなり某医で1ヵ月間様子を見るようにいわれ,その際頸部のリンパ節が腫れているといわれました.その後非常に大きくなり,1ヵ月後には鶏卵大になりました.生後6ヵ月,昭和44年9月21日に某整形外科病院にて腫瘍の疑いがあるということで入院,試験切除を受けました.
そのころより左下腿の同じ部位に母指頭大の腫瘤に気づき,これも急速に大きくなり鶏卵大となり,10月21日に順天堂整形外科に入院しました.
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