今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア
整形外科
転移性骨腫瘍
高田 典彦
1
1千葉県がんセンター・整形外科
pp.872-875
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222479
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骨転移癌は続発性骨腫瘍のうちでは最も発生頻度の高いものであり,原発性骨腫瘍に比較するとはるかに多い.一般に癌の骨転移というと予後不良の代名詞のごとく考えられ,その治療も対症的なものになりがちであるが,骨転移癌は確かに進行期(Advanced stage)ではあるが,原発巣により経過が短いものから長期間の生存が期待されるものまでいろいろあり,必ずしも末期(End stage)ではないことを理解しておくことが大切である.ここでは骨転移癌の診断と治療法について述べる.
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