シンポジウム 先天性股関節脱臼 私の治療法
乳幼児の手術的療法を中心に
柏木 大治
1
,
香川 弘太郎
1
1神戸大学医学部整形外科
pp.251-263
発行日 1967年3月25日
Published Date 1967/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904203
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いとぐち
先天性股関節脱臼(以下,先天股脱と略す)の治療法は,如何なる方法を用いるとしても,その目標とする所は股関節の解剖学的,並びに生理学的治癒にある.
過去1世紀以上に亘り,先人達がこの目的のために非常な努力を重ね,数多くの業績が挙げられて来たが,我国においては,Lorenzの所謂古典的保存的療法(classical conservative treatment)がその主流をなして来た.
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