論述
脳卒中患者の四肢関節硬縮の対策
玉置 拓夫
1,2
,
中条 仁
1,2
,
遠藤 博之
1,2
,
入江 紀一
1,2
,
大塚 耕司
1,2
Takuo TAMAKI
1,2
1東北大学医学部附属病院鳴子分院整形外科
2東北大学医学部附属温泉医学研究施設リハビリテーション医学部門
pp.277-284
発行日 1969年4月25日
Published Date 1969/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904060
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
表題のようなテーマをリハビリテーションの立場から論ずる際,問題なのは,単なる局所的な変形や硬縮ではなく,患者全体としての知的,精神的,身体的能力であり,ゴールはあくまでもコミュニケーションの可能な,位置移動と歩行の能力を身につけた自助自立の人づくりにあることを強調しなければならない.この前提に立つた上でないと,表題に関する論述の意議は少ないように思う.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.