シンポジウム 股関節形成術
私の治療法
股関節形成術の経験
柏木 大治
1
,
桜井 修
2,3
Daiji KASHIWAGI
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
2北兵庫整形外科センター
3神戸大学整形外科学教室
pp.928-936
発行日 1968年11月25日
Published Date 1968/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904000
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
股関節機能を整形外科的に評価する場合には支持性,可動性と疼痛の程度について考慮されねばならない,この中で臨床的には疼痛の除去が患者にとつても医師にとつても最も切実な問題である.
可動性と疼痛のある股関節よりも無痛で良肢位の強直股関節の方がはるかに有用であることは,われわれの日常多く経験するところであり,その代表的なものに股関節結核と変形性股関節症が挙げられる.
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.