シンポジウム 日本の義肢問題
動力駆動義肢
筋電流により制御する自動義手
立岩 正孝
1
Masataka TATEIWA
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
pp.846-848
発行日 1968年10月25日
Published Date 1968/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903984
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本邦における義肢の開発は,専門機関の組織作りの未整備により,その進歩は遅々たるものである.
最近,早大 加藤一郎教授,東大 森政弘助教授らの工学者は,遠隔操作に使うためのmanipulatorや加工工場のautomationを行なう際,人間の手の代用となる手,すなわちmaterials handlingのために,人工の手を試作せんとして研究しているが,かかる人工の手と義手製作とは多くの共通点を有しており,この技術が義肢開発に改革をもたらせばと考え,共同研究を開始した.
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