Japanese
English
シリーズ 関節鏡視下手術―最近の進歩
鏡視下距骨下関節固定術の手技と短期成績
Arthroscopic Subtalardesis : Technique and Short Term Results
山口 和博
1
,
麻生 英一郎
1
,
石田 康行
1
,
小西 宏昭
1
,
濱里 雄次郎
2
Kazuhiro Yamaguchi
1
1長崎労災病院スポーツ整形外科
2鹿児島市立病院整形外科
1Department of Sports Orthopaedic Surgery, Nagasaki Rosai Hospital
キーワード:
subtalar joint
,
距骨下関節
,
arthrodesis
,
関節固定術
,
arthroscopic surgery
,
鏡視下手術
Keyword:
subtalar joint
,
距骨下関節
,
arthrodesis
,
関節固定術
,
arthroscopic surgery
,
鏡視下手術
pp.1429-1432
発行日 2002年12月25日
Published Date 2002/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903697
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抄録:われわれは足関節捻挫と踵骨骨折後に慢性的な疼痛が残存した7症例に対し,鏡視下関節固定術を行った.改良した術式の詳細を述べるとともに術後の治療成績を調査した.対象は男性4例,女性3例で,年齢は23~63歳(平均37歳)であった.手術の成績は骨癒合の時期を単純X線の側面像で判断し調査時の加重時痛の有無と患者の満足度(満足,やや不満,不満)で評価した.骨癒合は術後4~10週後(平均6.3週後)にX線像にて確認できた.疼痛は全例で消失もしくは軽減しており,患者の満足度も7例中6例は満足との回答が得られた.短期成績は良好であること,また本法は骨移植,術中の牽引などを必要としないことを考えると今後有効な手技と考えられた.
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