Japanese
English
論述
腰椎前方椎体間固定術におけるセラミック棘間ブロックの有用性と偽関節の発生要因についての検討
The Usefulness of Ceramic Interspinous Block and the Risk Factor of Pseudoarthrosis for Anterior Lumbar Interbody Fusion
吉田 裕俊
1
,
佐藤 浩一
1
,
山田 博之
1
,
北原 建彰
1
Hirotoshi Yoshida
1
1済生会川口総合病院整形外科
1Department of orthopaedic surgery, Saiseikai kawaguchi General Hospital
キーワード:
anterior lumbar interbody fusion
,
腰椎前方椎体間固定術
,
ceramic interspinous block
,
セラミック棘間ブロック
,
operative result
,
手術成績
,
pseudoarthrosis
,
偽関節
Keyword:
anterior lumbar interbody fusion
,
腰椎前方椎体間固定術
,
ceramic interspinous block
,
セラミック棘間ブロック
,
operative result
,
手術成績
,
pseudoarthrosis
,
偽関節
pp.607-613
発行日 2002年5月25日
Published Date 2002/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903548
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:腰椎前方椎体間固定術単独群95例とセラミック棘間ブロック併用群35例の臨床経過,手術成績について比較検討した.セラミック棘間ブロック併用群では術後の臥床期間,入院期間が短縮し,より早期に骨癒合が得られ骨癒合率も向上したが,手術成績は統計学的に有意差を認めなかった.腰椎前方椎体間固定術単独群では,遷延骨癒合が3例(3.2%),偽関節が10例(10.5%)に認められ,これらの術前罹患椎間可動域は平均10.4°,%可動域は平均25.8%であった.セラミック棘間ブロック併用群では,偽関節は2例(5.7%)であった.腰椎前方椎体間固定術は単独でも優れた手術成績が得られる手術であるが,術前の罹患椎間可動域や%可動域が大きく椎間不安定性が大きい症例には,セラミック棘間ブロックの併用が望ましいと考えられた.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.