Japanese
English
論述
Blount病に対するOrthofix創外固定器を用いた変形矯正
The Use of the Orthofix Technique in the Correction of Limb Deformities in Blount's Disease
篠原 裕治
1
,
亀ケ谷 真琴
1
,
國吉 一樹
1
,
久光 淳士郎
1
,
守屋 秀繁
2
Yuhji Shinohara
1
1千葉県こども病院整形外科
2千葉大学医学部整形外科
1Chiba Children's Hospital, Division of Orthopaedic Surgery
キーワード:
Blount's disease
,
Blount病
,
tibia vara
,
内反膝
,
Orthofix method
,
オルソフィックス法
Keyword:
Blount's disease
,
Blount病
,
tibia vara
,
内反膝
,
Orthofix method
,
オルソフィックス法
pp.1513-1520
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903160
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:Blount病7例9肢(infantile type:4例6肢,adolescent type:3例3肢)に対し,Orthofix創外固定器を用いて𦙾骨の矯正骨切りと骨延長を行った.骨切りは矯正角度が20°以下の場合はwedge,20°を越える場合にはdomeとし,mechanical axisが膝関節中央より外側を通過するように過矯正した.骨延長は,片側例では脚長差+10mm,両側例では𦙾骨が大腿骨長の90%になるように行った.手術時年齢はinfantile typeが平均4歳10カ月,adolescent typeが平均11歳6カ月であった.術後観察期間平均5年(3~9年)の最終調査時に内反膝の再発は1例もみられず,また,infantile typeに認めた𦙾骨近位内側骨幹端部のX線学的変化はほぼ正常化していた.しかし,調査時の片側例の脚長差は平均12mmであった.本法で再発を生じなかった理由として,矯正角度の術中誤差が少ないこと,骨延長による利点,外反過矯正にしたこと等が考えられた.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.