Japanese
English
臨床経験
腰椎破裂骨折に対する体幹徒手牽引整復術の経験
Manual Trunk Traction as Treatment for Lumbar Burst Fracture
成瀬 隆裕
1
,
花木 和春
1
,
斎藤 晴彦
1
,
大島 祐之
1
,
石原 銀太朗
1
Takahiro Naruse
1
1西尾市民病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nishio City Hospital
キーワード:
lumbar
,
腰椎
,
burst fracture
,
破裂骨折
,
manual traction
,
徒手牽引
Keyword:
lumbar
,
腰椎
,
burst fracture
,
破裂骨折
,
manual traction
,
徒手牽引
pp.917-920
発行日 2000年7月25日
Published Date 2000/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903047
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抄録:腰椎破裂骨折は手術的な除圧・整復を要することも多いが,多発外傷となって手術を待機せざるを得ない場合もしばしばある.
今回,筆者らは本骨折3例に対し,受傷直後に,当科の斎藤の考案した体幹徒手牽引整復術を施行し,それにより受傷早期における神経障害の改善・疼痛の軽減を図ることができた.X線像でも,骨片の脊柱管占拠率の明らかな減少を確認できた.3例とも,その後除圧せずにpedicle screwによる後方固定を施行し,術後2年以上経過した現在も椎体圧潰進行や神経障害の悪化などはみられず経過良好である.
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