Japanese
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手術手技 私のくふう
外傷性腓骨筋腱脱臼に対する手術手技の改良―Platzgummer変法
A New Surgical Technique for Traumatic Peroneal Tendon Dislocation : Modified Platzgummer Procedure
羽柴 謙作
1
,
北岡 克彦
1
,
池田 和夫
1
,
山田 泰士
1
,
山門 浩太郎
1
,
富田 勝郎
1
Kensaku Hashiba
1
1金沢大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Kanazawa University
キーワード:
traumatic peroneal tendon dislocation
,
外傷性腓骨筋腱脱臼
,
surgery
,
観血的療法
,
modifled Platzgummer procedure
,
Platzgummer変法
Keyword:
traumatic peroneal tendon dislocation
,
外傷性腓骨筋腱脱臼
,
surgery
,
観血的療法
,
modifled Platzgummer procedure
,
Platzgummer変法
pp.881-885
発行日 2000年7月25日
Published Date 2000/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903039
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抄録:腓骨筋腱脱臼は比較的稀な外傷とされているが,活動性の高い症例が多く,その治療は重要である.一般に,陳旧例には手術的治療が行われており,その方法は多岐にわたる.われわれはPlatzgummer法に工夫を加えた術式を用いることで良好な成績を得ることができたので報告する.
Platzgummer法に代表される腓骨筋腱のリルーティングは比較的容易で低侵襲な術式であるが,腓骨筋腱が踵腓靱帯によって絞扼される危険性がある.われわれは踵腓靱帯を腓骨遠位端外側の線維軟骨様組織に縫着することでこの問題を解決することができた.
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