Japanese
English
シンポジウム オステオポローシスの評価と治療方針
小児科の立場から
From the View-point of Pediatrician
宮澤 真理
1
,
清野 佳紀
1
Mari Miyazawa
1
1岡山大学医学部小児科
1Department of Pediatrics, Okayama University Medical School
キーワード:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
childhood
,
小児期
,
adolescence
,
思春期
Keyword:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
childhood
,
小児期
,
adolescence
,
思春期
pp.275-281
発行日 1999年3月25日
Published Date 1999/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902656
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要旨:小児では骨量や骨代謝の状況が成人とは異なっているために,オステオポローシスの評価をする上で注意が必要である.骨量の測定には一般的に腰椎Dual Energy Absorptiometry(DXA)法が用いられているが,近年有用であると考えられるようになったものに,Peripheral Quantitive X-ray Computed Tomographyや超音波法がある.骨代謝マーカーは小児の成長期では一般に高い骨代謝を反映して成人よりも高い値を示す.骨形成マーカーとして骨型アルカリホスファターゼ,インタクトオステオカルシンなどが,骨吸収マーカーとしてコラーゲン架橋産物であるピリジノリンなどがある.小児期にオステオポローシスをきたす疾患に特発性若年性骨粗鬆症や骨形成不全症があり,これらの治療について様々な試みがなされている.
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